4月から町内会の班長を務めています。といっても、1年間の当番が回ってきました。およそ町内2千世帯の中の14軒(世帯)のお世話で、班は世帯主の半分以上が前期・後期高齢者で、2軒、パスされていて、干支でひと回りして回ってきました。 お隣から引き継いだ箱を開けると、なんと、12年前に、つぎの班長さんのために、世帯主の氏名を記したフロッピーとCDを差し上げたのが、入っているじゃあ~りませんか。(笑) 当方も、USB接続の3.5インチのドライブをまだ捨てずに持っていて、旧バージョンのWordとExcelのファイルがどちらも読めました。 それはともかく、半世紀もの昔、米国のコンピュータ・メーカーの日本法人に勤務していましたが、当時、コンピュータへプログラムやデータを入力する機器(カードパンチマシンや光学式文字読み取り装置など)の製品企画を担当していました。 あるとき、米国本社から小包が届きました。 担当していた3人で開けると、薄っぺらな媒体が入っていました。 フロッピー(会社の商品名は、ちっちゃなディスクということでディスケットと称していました)でした。 紙の80欄(80の英数字/枚)カードに替わるものでした。 当時、コンピュータのプログラムやデータは、カードや(メーカーによっては)紙テープにパンチ(穿孔)して、コントロール用とプログラムとデータをセットにしてリーダで読み込ませて、処理していました。 そのときのフロッピーは8インチで、のちに、その媒体は5インチとなり、最後は、3.5インチが主流になりました。 8インチのは、たしか、80~400KB程度でした。それでも、すごい枚数(最大1900枚)のパンチカードの容量のカードに相当する画期的な媒体でした。 あの当時は、問い合わせも返事も、テレックスというもので、日本の電報と同じく、文字数によって、国際電信電話株式会社(現在のKDDI)経由でしたので、できるだけ早く(as soon as possible)を略して、asapで送信していたのも懐かしい思い出です。 フロッピーは、いまなお、捨てきらずに本棚の片隅に眠っています。フロッピー3枚を重ねて写しました。200mm≒8インチ、130mm≒5.25インチ、90mm≒3.5インチです。最初に受け取ったばかりの写真は、いまは無し。 ![]() いま、デジカメなどで撮った写真の1枚が5~10MB程度ですから、3.5インチのフロッピーに収めるには、写真画像1枚で、5~10枚も必要になりますね。(笑)技術の進歩は目を見張るものがあります。 コンピュータ関連の進化のすごさがこれだけでもわかりますね。 書棚のひとつの隅っこに、それぞれのサイズが、メーカーは勤務していた会社のものではありませんが、場所を取らないので、捨てないで残っています。(苦笑) ところで、Windowsのシステム・ドライブが、なぜ、”C”なのでしょう。 答えは・・・ かつて、パソコンにはフロッピーディスクドライブが、通常、2基あって、AドライブとBドライブとして割り当てられていたので、いまのディスクは次なる3番目の存在だったから~(笑) いまや昔の媒体と思いきや、まだ、いずれの媒体も通販で買えます。ということは、利用者がまだいるということ。??? まだ現役の旧型の医療用機器などでも使われているそうです。 もうひとつ、いまなお現役で、愛称”ジャンボジェット”の「ボーイング747」でもソフトの更新などにフロッピーが使われているそうです。半世紀ものロングセラーの飛行機ですからね。機体のモデルチェンジで、記憶媒体を変更するとなると、何が起こるかわからないので、安全のためなのでしょう。 今日の名言: 最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である。 ダーウィン
by shirakobato2
| 2021-04-22 21:06
| ディジタル機器
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