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古刹天嶽寺

サイクリングの続きです。中土手を北に走り、自宅からおよそ4kmの古刹(こさつ)を訪ねました。
市内には、多くの古刹があり、古くは奈良時代創建の大聖寺、平安時代創建の浄山寺などがありますが、それよりはずっとのちの西暦1478年(室町時代)開基の天嶽寺(てんがくじ)にたどり着きました。
市の鎮守の森、久伊豆神社の参道と隣接しています。神社の創建も平安時代
 
その入口の元荒川に架かる橋、宮前橋を渡りました。
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渡った先の神社の参道の左手に天嶽寺の広い境内があります。山号は至登山
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地蔵尊や庚申塔や供養塔を右手に見ながら進むと、山門(黒門)があります。4代目の住職が、天皇家の皇子だったので、屋根には、菊の紋章の鉄鋲が施されています。
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この寺院は、江戸城を築城した太田道灌の(たぶん?)創建で、叔父の専阿源照が開山した浄土宗のお寺です。
話が逸れますが・・・
江戸城を築城したというと、現在の皇居をイメージされるかもしれませんが、太田道灌は、麹町台地の東の端にあたるあの地に平山城(平野の中にある山、丘陵などに築かれた城)を築いたのでした。
当時、太田道灌は、扇谷上杉家の家臣でした。
それから、130余年も後に、徳川家康が入城したのでした。
皇居前広場から眺めると、巨石が積み上げられていますが、あれは、家康入城後、いくたびかの大規模な拡張工事で完成したもので、巨石は、諸大名から石材を運送させたものだそうです。
 
閑話休題
山門の先には、地蔵尊や供養塔などが整然と並べられています。中には、無縁墓もあるのかな。
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その先には、楼門(赤門)があります。家康は鷹狩に来て、この地に御殿まで造っていますが、この寺は、寺領高15石が寄進され、そのとき許されて建立されたとのこと。のちの二代将軍、三代将軍も訪れたそうです。入り口には、狛犬が配されています。
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楼門をくぐると、右手に、鐘楼があります。もう少しすれば、除夜の鐘を撞く人々が訪れることでしょう。
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大きな本堂です。
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でも、この本堂が小さく見えるほど、周りは、檀家のお墓で埋め尽くされています。中には、方言学の祖、越谷吾山の墓と句碑もあるとのこと。日が傾いていたので、そこまでは行かずに失礼しました。
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拝した後、参道から見上げると、上弦の月が昇っていました。
拙文を最後までお読みいただきありがとうございました。
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今日の名言:
 
あなたの知らないところに いろいろな人生がある
あなたの人生が かけがえのないように
あなたの知らない人生もまた かけがえがない
人を愛するということは 知らない人生を知るということだ

灰谷 健次郎「ひとりぼっちの動物園」より

by shirakobato2 | 2021-12-14 17:56 | 仏閣
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