菖蒲の花咲く季節になりましたね。 何れ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)のことわざは、どちらも優れていて優劣がつけにくいということですが、今日は、似たような植物を並べてみます。ややこしいことに、同じ字で読みが違いますので、カタカナと漢字を併記しますね。 以下、いずれもアヤメ科アヤメ属で、これはアヤメ(菖蒲、文目、綾目)です。 どちらかというと、山地に自生していて、やや乾燥した土を好むようです。 これは群馬県の山間まで、蛍狩りに行った6月下旬に見つけて撮っていました。 花弁の付け根が綾目(網目)模様になっています。 ![]() ![]() カキツバタ(杜若、燕子花)です。漢字の当て字が難しい~ ![]() アヤメ以外の、以下はすべて湿地に自生しています。 カキツバタは、花弁の中心に、白または淡黄色の筋(斑紋)があります。 ![]() ノハナショウブを原種として園芸品種のハナショウブ(花菖蒲)が作出されたのだそうです。これから庭園や公園や水郷で咲き出し、あやめ祭りなども開催されますね。 花の色や姿は個性がありますが、ノハナショウブの特徴を引き継いでいて、花弁の中心はいずれも黄色です。 ![]() ![]() こちらは、川や池の縁で咲いているキショウブ(黄菖蒲)です。帰化植物で、要注意外来生物とされていて、防除の対象になっています。 ![]() このほか、アヤメ属の植物を交雑して、欧米で作出された園芸品種のドイツアヤメ(ジャーマンアイリスとも称される)がありますが、花姿が、上記の花とはかなり異なり、いろいろな品種がありますね。 ![]() 最後に・・・ 先日、端午の節句に孫にあげたのですが、あのしょうぶ湯のショウブ(菖蒲)は、サトイモ科(現在、ショウブ科として分類されることもあり)で、花の形がまったく異なる植物です。 ショウブ科の植物は、曖昧なまま、あやめと云ったり、しょうぶと云ったりで、通称されていて、ややこしい植物ですね。 以上、ご参考まで・・・ 間違いがありましたら失礼。
by shirakobato2
| 2022-05-17 18:46
| 花木・花卉
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